僕の音楽人生&音楽への想い パート5

ゴールデンウィークも終わりいきなり暑くなりましたね…
こういう時期は仕事に着ていく服も悩むところです。

さあ今日は「僕の音楽人生の東京レッスン〜音大時代編」について書こうかと思います。
まあ途中で終わるかもしれませんが…(笑)


高校3年次秋11月頃に東京の音大を受験すると言う事で初めて東京にレッスンを受けに言った。

同じ高校から先輩が数人その大学に行っていたと言う事もありその先輩が大学で師事していた先生のところへレッスンを受けに行ったんです。

初めに先生に聞かれた事は「プロの奏者になりたいのか?」ということ。

僕は迷わず「いいえ!」と答えました。

今考えたら大学受験する前からプロになる気はないと答えるのはかなりバカだったかと思いますが…(笑)
だって音大を受験する人は当然奏者になりたいと思っているのが普通ですよね!?

でも僕はこう答えました。
「僕は吹奏楽の指導者になりたいです。そのためにはまず自分が専門的に音楽を勉強しトロンボーンの技術がないといけません。だから音大を受験します。」

先生も理解してくれて応援してくれた。

3〜4回程東京に通いレッスンを受け受験に望みました。

試験は実技試験(トロンボーン、ピアノ)、筆記試験(国語、英語、音楽理論)、聴音、あとは面接だったでしょうか。

なんとか合格をする事もでき僕の本当の音楽人生がスタートしたんです。

入学してからもトロンボーンの先生はそれまで通っていた先生に師事する事ができました。

先生は奏者になる気はないという僕に対して決して手を抜く事なく本気で指導してくれました。

その先生には初めはタンギングについてを特に厳しく言われました。

1年のあるとき先生に注意されているタンギング練習をしていたんですが考えすぎていたのかタンギング恐怖症になったんです。
(タンギング恐怖症とは音を出すときにタンギングをするのが怖くなり息が全く出せなくなるもの)

レッスンに行っても怖くて息が出せない。

あの頃の先生が一番怖かったかもしれません。

先生はそんな僕に対して全く慰める事もなく逆にいつもより厳しくレッスンをしてきます。

先生はこんな生徒の気持ちというのを完全に読み切っていたのかもしれません。

先生に言われた事はこんな事でした。
「お前は自分が上手いとでも思ってるんだろう!?勘違いもいい加減にしろ。お前のへぼい音なんか誰も聞いてないんだよ!!このヘタクソが!!ヘタクソなんだからヘタクソらしく息を出せ!!(怒)」

僕自身、音大に来てるという変なプライドがあったのかも知れません。
音大生なんだから変な音は出せない。
変な音を出したらみんなにバカにされる。

こんな余分な気持ちがあったんだろうと思います。

その日のレッスンは朝一でレッスン時間は約15分。

その日のラストまでに直して治ったらもう一度最後にレッスンしてやるともことで、そこから約6時間一人必死に練習したのを覚えています。
その練習はホントにみじめな練習でした。
本当に恥ずかしかった。

でもお腹の使い方や口の使い方いろいろ考え必死に練習したんですよね!!

なんとか夜までの間に少しだけ修正することができたため先生にチェックをしてもらおうともう一度受けに行ったんです。

レッスン中もまだ息が詰まる事もありお腹をすごい力で押されむせながらレッスンを受けました。

そんなこんなで完全に治ったのは1年後ぐらいだったでしょうか…

ただその事で僕自身変なプライドを捨てる事ができ4年間を過ごす事ができたのだと思いますが!


きょうはこの辺で!

さあこれはどこまでいくのだろう…


この記事へのコメント
いろんな事があったんですね。
レッスンが怖い、という経験私にもあります。
怖い、と思えば思うほど吹けなくなって、
どうしようも無くなる時、あります。
でも、そこで負けてはいけないですよね。
立ち向かっていかなきゃいけないですよね。
そこがまた難しい所なんですけどね。
Posted by オレンジ at 2009年05月12日 18:48
>オレンジさん
 僕は正直高校のときは怖くて音を出す事もできませんでした。
でも高校にしても大学にしても勉強をしている身で自分がその時に持っている実力を素直に出せばいいんだと思います。
人間開き直った時に本当の力が発揮できるかもしれませんね!!

僕はまあどうせ下手だから何でもいいかとよく開き直ってレッスンを受けていました(笑)
Posted by 鈴木大貴鈴木大貴 at 2009年05月13日 01:08
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
僕の音楽人生&音楽への想い パート5
    コメント(2)